そら。―HAPPY STORY―

学校に着き、玄関の扉を開くと見慣れた顔があった。




「…玲。なんだ?どうした」





玲は 靴箱に背中をつけて、若干眠たそうな顔で俺に向き直る。



何か物言いたげ。





というか、朝から玲が3年の靴箱に居るというのも珍しい光景である。




「実はな香」





玲の口元に浮かぶ、悪戯な笑み。




それが、妙に網膜に焼き付いた。










「俺にも、好きな奴出来た! 」







< 41 / 152 >

この作品をシェア

pagetop