夢見た日から


結局鮮やかな青色のオールインワンにし、いつもはしない髪をアップにして待ち合わせ場所へ向かった。



「ごめん、待った?」



「いや、今来たとこ!!」



お~、一度は夢見るシチュエーション……



「行くぞ」



「ぇ、ちょっと」



私の右手をさっとかっさらって、スタスタ歩いていく。



どうしようもないな、この男は。



そういう強引なとこも好きだけど……



「どこいくの?」



「秘密!!」



そういって振りかえることなく歩き続け、到着したのは見知らぬビル。



「ここって?」



「事務所」



えっ……



「彗は事務所入ってたっけ?」



「うん」



「そっかそっか」




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