▼野生の王子様が現れた!



RRRRR…


「おや?」


ケータイが鳴っておるぞ。
普段あまり鳴らないケータイが…。いや、友達がいないわけじゃないんだkっかrネ!

おっと、取り乱してしまった…。早くとらねば…。


「もっすぃーん、皆のマドンナ?アイドル?どっちでもいいか。とりあえず梓ですお」

『うん、あのね、知ってる?明日さ、転校生くるらしいよ』

無視か。

「へえ、男?女?」

『男だってさー』


男…だと!?オラ、wktkすっぞ!!


『それだけ言いたかったの。あんた、彼氏いないでしょ?
だから転校生の前でだけでも普通っぽく振舞って、ゲットしちゃいなさい?ね?』

「うるせー」


いいもんあたしには王子様がいるもん(二次元に)
いっぱい愛を囁いてくれる人がいるもん(二次元に)


とりあえず一言いいか?

「リア充縦に裂けろ!」

『は?だが断る。んじゃ、また明日ね』


ツーツー…


切られた…だと…!?
そんな…一方的に…!?


ま、いっか!


それにしても転校生か。この時期に?イジメられてたんかな。
キモオタだったらヤだなー。絶対仲良くしないわ。イケメンだったらそりゃ…ね?


さて、寝よう。




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