世界一小さい恋
「笹川っ!俺今日委員会で日直できないんだけど・・・まかしちゃってもいいかな・・・?ごめんなぁ?」

「あっううんやっとく。どうせ部活入ってないから暇だし。委員会・・・頑張ってね!」

「サンキュッ!じゃあなっ」

手を軽く上げて入走っていく後ろ姿。

それだけでもドキドキしてしまう。

やっぱすきなんだなぁ・・・。

自分の気持ちには嘘つけないなぁ・・・。

放課後、一人で教室に戻り日直の仕事をした。

黒板をきれいにして、掃除をし、日誌を書く。

私は日誌をかくのが好きだった。

一日を振り返って、嫌だったコト、嬉しかったコト。

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