世界一小さい恋
すっかり、部活も終わった時間帯。

帰宅部の私はこんな時間まで学校にいたことがない。

3年間で初めてかもしれない。

昇降口で美香をまっていると、ちょうど舞ちゃんがとうりすがった。

舞ちゃん・・・。

市川くんと、どうなったんだろう。

「あぁ~ゆまちゃん。居残り?」

「い・・・ひどいよ。市川くんと話してるとこみたよ?なんで今まで何も言ってくれなかったの?私の相談聞いて心の中で笑ってたんでしょ?ひどいよ!もう、近づかないで!」

「えっ!ちょっと・・・」

舞ちゃんの言葉をさえぎって。

走って校門をでた。

ちょっと言い過ぎたかな・・・。

私って最低だよね・・・
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