ヴァンパイア王子~覚醒のblood~
レオが叫んだその時だった。
赤銀の体に大きな塊がぶつかり、赤銀は横に小さくニ、三歩よろめいた。
「茜ちゃんに何する気やねん!」
日向が庇うように茜の前に立っていた。
突然ぶつかられて驚いていた赤銀だったが、ぶつかった正体が日向だと分かると眉を寄せた。
「大人しく見学していればいいものを。
お前の血は必要ないんだ」
赤銀の冷酷な瞳が日向を捉えた。
「日向! お前じゃ敵わない! 逃げるんだ!」
「やかましいわ!
好きな子が危険な目に合ってるっていうのに、黙って見てられるかアホ!」
赤銀の体に大きな塊がぶつかり、赤銀は横に小さくニ、三歩よろめいた。
「茜ちゃんに何する気やねん!」
日向が庇うように茜の前に立っていた。
突然ぶつかられて驚いていた赤銀だったが、ぶつかった正体が日向だと分かると眉を寄せた。
「大人しく見学していればいいものを。
お前の血は必要ないんだ」
赤銀の冷酷な瞳が日向を捉えた。
「日向! お前じゃ敵わない! 逃げるんだ!」
「やかましいわ!
好きな子が危険な目に合ってるっていうのに、黙って見てられるかアホ!」