ヴァンパイア王子~覚醒のblood~
日向は拳を上げ、赤銀に殴りかかろうとした。
しかし日向の体は拳を振り上げたまま、動かなくなった。
そして日向の首が見えない何かに縛られるように、きつく絞まっていく。
「う……く……」
日向の顔が歪み、真っ青になっていく。
「日向君っ!」
「日向!」
茜とレオの叫びも空しく、日向は首を絞められたまま、体が宙に浮いていった。
「私は警告したはずだ。
邪魔をすれば殺すとね」
赤銀の感情のこもっていない冷徹な言葉が日向の耳に届くことはなかった。
しかし日向の体は拳を振り上げたまま、動かなくなった。
そして日向の首が見えない何かに縛られるように、きつく絞まっていく。
「う……く……」
日向の顔が歪み、真っ青になっていく。
「日向君っ!」
「日向!」
茜とレオの叫びも空しく、日向は首を絞められたまま、体が宙に浮いていった。
「私は警告したはずだ。
邪魔をすれば殺すとね」
赤銀の感情のこもっていない冷徹な言葉が日向の耳に届くことはなかった。