蹴球魂!!!!
「仲直り…しよっか??」

「うん…!!!!」

胡桃がニコッと笑えば、あたしも自然と笑顔になる。

やばい。凄く嬉しい!!!!


でも、謝るのはやめちゃ駄目。

ひどい事したんだから、謝らなきゃ胡桃に悪い。


「胡桃??」

「何っ??」

「あの…ごめん、ね…??」

「ふふ。謝らなくていいよ!!もう気にしてないし♪」

「でもっ…!!!!」


あたしは自分が許せないもん。


「円が謝るなら、それと同じだけ私も謝るからね」

「え…!?」

どういう事!?

「私だって、大事な円に隠し事してたもん。ちゃんと打ち明けて、その上で応援すればよかったはず…」


後悔しているのか、キュッと眉を寄せた胡桃。

後悔なんて、する必要ないのに。


「だから…ね??仲直りっ♪」


でも、いつもの優しい笑顔でそう言われたら、もう何でもよくなってくる。


「ん!!これからもよろしくね!!!!」

「こちらこそ☆」

グッと繋いだ手のひらは、お互いの絆を確かめ合うように、固く固く結ばれた。


「それで??」

「へ??」

「唯斗先輩とは、順調なの??」

「っ!!!!」


急に顔を赤らめた胡桃。…この反応、何かあるな??
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