蹴球魂!!!!
「俺は森山 飛鳥(モリヤマ アスカ)☆飛鳥って呼んでくれぃ!!」


やけにテンションの高い飛鳥くんは、明るく声をかけてくれた。


「あ、あたしは楠木 円ですっ!!円って呼んでくださいっ!!」


は…つい緊張して敬語になっちゃった…!!

飛鳥くん、絶対引いたよ…。


「そんな緊張しないで!!あ、俺と話す時は敬語禁止ね??」

「わ、わかった」

「じゃー、教室行こーう!!」


明るい飛鳥くんに連れられ、あたしは教室へ。


「うはー!!当たり前だけど、知ってる人いないー!!」

「俺もー」


あ、飛鳥くんも知ってる人いないんだ。


「じゃあ俺ら、お互いに高校の友達第1号じゃん♪」


そう言って、飛鳥くんはニカッって笑った。

その笑顔が、あたしを安心させてくれた。


「それでは皆さん、この学校の名に恥じぬよう、文武両道で頑張って下さいね」

担任の先生の号令で、今日は学校終わり。

疲れたぁー!!!!!!!!

< 2 / 394 >

この作品をシェア

pagetop