蹴球魂!!!!
部室に入ると、いつの間にかされていた装飾に目が行く。


部室に置かれた、作戦を立てる時とかに使うホワイトボードには、今日は英語が書かれていた。


“Welcome to our clab!!!!”


その筆跡は、見慣れた下手くそなもので…。

すぐに誰が書いたのかわかってしまった。


「晃汰、書かされたんだ??」

「あー、どっかのホモにな」

「装飾とかを頑張ったどっかのホモ、只今参上!!!!」

「「……。」」

「え、ノーリアクション!?!?」


ほっとこう。うん。


そっと視線を泳がせて、飛鳥の姿を探す。

飛鳥はケビンとジェニーに挟まれて、英語で会話していた。

その顔はいつもの元気な飛鳥と変わらなくて…。


さっきのは見間違いだと、そう思う事にした。


「なかなか時間なくて、ちゃんとケビンとジェニーの歓迎会やってなかったからな!!」

「皆で今から歓迎会やりまーす♪」


突然、部長と大輔先輩が話し出した。

歓迎会だって!!楽しそーっ♪


「胡桃が配ってくれてるスポーツドリンクで乾杯しまーす」

ニコニコと嬉しそうに言う唯斗先輩。

「わ、私だけじゃないよぅ」

照れながらそう言う胡桃。


…結局バカップルじゃん♪羨ましいよ!!


「じゃ…ケビンとジェニーの入部に…」

「「乾杯ー!!!!」」


その時事件は起きた。


ジェニーがドリンクを飲もうと身体を少し反らした瞬間、耐えられなくなったように弾け飛んだものがあった。


「キャーッ!!!!!!!!」


慌てて胸元を隠すジェニー。

飛んだのは、Yシャツのボタンで…。


で、デカいのも色々大変だね…。汗
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