あなたの思いは何ですか?
変わっていくココロ
それからというもの

彰君は学校とかで

いつもより話せるようになっていた

でも先生はいつもどうりで

あの時の先生はもうどこにもいなくなってた


「千咲・・・どうしたんだよ」


「えっ!?」


あ・・・

彰君と話の途中だった・・・


「ゴメン!

 で、何の話だっけ?」


「俺、今の千咲好きじゃない」


・・・・え?

な・・・んで・・・?


「俺と居る時だって千咲、別の事考えてるだろ・・・」


別・・・の事?

先生の事かな?

 
「分かったんだよ・・・

 千咲と俺の好きは違う」


「そんな訳ない!」


そんな訳ないよ

彰君は一緒に居たら楽しくて

居なかったら寂しくなって

恋ってこういうモノじゃないの?


「そうなんだよ・・・

 千咲は俺への気持ちは友達なんだよ

 そういうのってさ、千咲がつらいだけだ・・・

 だからさ・・・別れよう・・・」


ちょっとまって・・・・

そう思って声に出そうとしても

全然出なくって

彰君が何処かへ行っちゃうのに

呆然とその背中を見つめる事しかできなくて

ただ、自分は郁哉君を追いかけて

引き止める資格があるのだろうか

たくさん、たくさん彰君を傷つけた

せっかくたくさん話しかけてくれて

前よりちょっとは仲良くなって

たくさん、たくさん私に初めてのキモチをくれた

なのに自分は彰君に何が出来ただろう


その後どうやって家に帰ったなんか覚えてなかった



*




< 13 / 74 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop