隣のナイト幼なじみはヤンキー
「ずっと……あたしを好きだったんだ?」


「自分で言うなよ」


痛っ!


リキに後頭部を軽くたたかれる。


「ひどっ……」


「好きっつーか……気になってた。今日話して、昔のまんまで、やっぱいーなって思ったし……」


なんだかリキが照れてるのがわかって、あたしも恥ずかしくなってくる。


「この服着てきて大正解?」


「だから、自分で言うなって」


痛いっ!


また、たたかれた。







「もぅ~」


「ふてくされ顔も、久々見た。小さい頃、花梨いっつも泣いてたよな?」


「いつもって!そんなことないし?」


「泣いてたって。オレにギューッとしがみついてさ。……すげぇ、かわいかった」


リキは昔を懐かしむかのように、軽く目を閉じた。




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