隣のナイト幼なじみはヤンキー
いるかな……。


バーガーショップの2階に上がると、一角で賑やかにしているグループを発見。


桜太だ!


だけどー……女子も一緒だ。


しかも、ギャル。


……帰ろう。


くるっと反対方向に向き直ると、目の前に、雷斗さんがいた。


学校用の黒ぶちメガネを取り、制服も気崩してる。


「ひゃあぁっ!なんでここにっ」


「花梨ちゃんこそ。待ち合わせしてんだけど、早く来たし相手してよ」


へっ!?


雷斗さんはあたしの腕を取り、グイグイと引っ張る。


そして……よりによって、桜太がいる正面の席に座った。








あぁ……帰ろうと思ってたのに。


顔を隠すように俯く。


「花梨ちゃん、腹減ってない?ポテト、はい、あ~ん」


雷斗さんは何を思ったか、あたしの口に無理やりポテトを突っ込んできた。


「……げほっ!!」



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