隣のナイト幼なじみはヤンキー
帰らなきゃ!!


ガバッと起き上がると、夢が眠たそうな顔で目を覚ます。


「花梨……もっと寝てていーよ。あとでお兄ちゃんが送っていくから……」


「始発で帰るね。最寄り駅ってこっからどうやって行けばいい?」


「えー……帰るの?ウチ出て、ずっと坂下ってったら、駅に着くよ。急がなくていいのに」


「パパに黙って来たから。帰らないと」


「そっか。じゃあ……おやすみ」


夢は寝ぼけてたのかどうか、そのまままたすぐに寝てしまった。


服はそのままで寝てたから、あたしはカバンだけを持って、夢の部屋を出た。


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