隣のナイト幼なじみはヤンキー
ドキドキしながら、遊くんのうしろをついて歩く。


「花梨、オレより前を歩くな!なんかあったら大変だからな」


桜太はあたしの前に出て来ようとする。


「ちょっ……邪魔しないでよ!」


「るせっ。オレの言うこと聞けねーのかよ」


二人でボソボソしゃべってると、少し向こうの方から、若い男の人の笑い声が響いた。


ドキッ!!


「あっちの個室にいる。さっきドリンク持ってくとき、扉開けっ放しにしといたから、隙間から見えると思うよ」


遊くんに言われ、少し離れた場所から物陰に隠れて室内を覗いた。


……いたっ!


雷斗さんだ。


いつもとかなり雰囲気が違う。


学校では穏やかに見えるけど、今日は髪もアレンジされてて、服は真っ黒。


いつもの天使な笑みはどこへやら。……かなり危険な雰囲気を漂わせていた。


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