隣のナイト幼なじみはヤンキー
顔にかかる長い髪と、マスクに合わせ……暗がりで、顔はよく見えないんだけど、


きっと、イケメンに違いない!


だって……


あたしのこの一大事を、救ってくれたんだよ!?


「ありがとうございますっ!!」


ギューッと抱きつくと、


「お前、ジャマ!」


って言って、腕を払いのけられた。


あたし、負けないっ!


「助けて下さい!あたし……あの人に、犯されそうになって……」


「知るかよっ。てめ……離せっ」


マスクの男とあたしがもみ合ってると、夢の声が聞こえてきた。


「キャーッ!!」



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