満員電車の君
恥ずかしくて、顔を上げられない私は、彼の足元ばかりを見つめていた。



――と、



「今日、時間ある?」と聞かれた。 



ドクン、ドクン……



胸の鼓動が、さっきより速くなったような気がした。



目の前にいるあの人の方に、顔を上げてみると――




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