満員電車の君
「あぁ、君がいいんだよ。君にお願いしたいんだよ。」


「……えっ?お願い?!」


彼の言っている意味が、さっぱり分からない。



首を傾げ、次の言葉を待った。



「あぁ…。生徒がなんだかんだと煩くてね。それに、あの学校、やたらと年配の先生が多いから、俺みたいな若い奴は生徒から狙われやすいの!」



「はぁ…そうなんですか……」




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