満員電車の君
でも、嬉しくて嬉しくて……


言葉にならなかった。



俯きながら、彼の足元を見つめるも、意を決して、顔を上げた。 



「私も、ずっと見ていました……あなたのこと。同じ電車に乗っているだけで、毎朝、嬉しくて……」



気持ちが高ぶったのか、目に涙が溜まる。 



「えっ、本当に?!
そうだったんだ……ありがとう!俺の気持ちは、香織ちゃんに伝わったかな?」



コクンと頷いた。




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