お隣りさんlover
結亜は蓮が家に帰る時「一緒に行く」って言ってそのまま付いていっちゃたから
迎えに来たという事で渓ちゃん家に押しかけた
「おばさんっごめんね~結亜迷惑かけてない?」
「全然~結亜ちゃんすっかり大きくなってて驚いたわ!」
結亜は渓ちゃんママに遊んでもらっていた
人見知りをせず誰にでもすぐ懐く結亜
一体誰に似たのかな?
そんな事を渓ちゃんママに言ったら
「結亜ちゃんって昔の奏ちゃんを見てるみたいだわ」
なんて言われた
「あたしが?うそだ~」
「本当よ~渓太も蓮も人見知りはしなかったけど奏ちゃんが一番しなかったわよ!」
じゃあ結亜はお姉ちゃん似かな・・・?
「おばさん、渓ちゃんいる?」
「あぁ渓太ならさっき出てったよ?」
なんだ・・
出てったんだ…
「渓太に用だったらおばさん伝えておこうか?」
「あ、大丈夫だよ
今から私も外出る用あるから会ったら自分で言うね
結亜、おうち帰ろっか?」
ま・・しょうがないか、
結亜を連れて帰るか…
「ゆちゃあ…おばちゃんちにいたい」
「え…ゆ、結亜?」
めったに我儘を言わない結亜が珍しく…
どうしたんだろう?
「奏ちゃん、おばさん家なら全然大丈夫よ~、まぁ結亜ちゃんももうすぐ帰るんだしね、」
「そうだね、結亜がいたいって言うなら…
隣りだし迷惑じゃないなら…」
そう言うと結亜は喜んだ
珍しいな~結亜が我儘言うなんて
「じゃあ結亜をお願いします
じゃあ結亜、私コンビニ行って来るから家にいないけどお母さん達いるから何かあったら言うんだよ?」
「は~い!」と元気良く返事をした結亜は
渓ちゃんパパの元に駆け寄っていった