当たらない天気予報
この私がダイエットしようなんて思うなんて、自分でも信じられない。
晋と付き合わなければ、こんな決心なんてしなかった。しようとも思わなかった。
不思議だよね、本当に。
これが「女子」ってやつか。
…女子だったんだなあ、私も。






そして意を決して突撃したセシルマクビー。
試着室に入って、恐る恐るショートパンツに片足を通した。
…うん、両足共入った。オッケー、オッケー。
これでボタンが留まれば大丈夫。
緊張の一瞬。


「…入っ…た…」


思わず漏れた独り言。
私は鏡の前で呆然と立ち尽くした。
こんな細身のショートパンツ、まさか自分が穿けるなんて!
感動のあまり、私はへなへなとその場にしゃがみ込んだ。
……しゃがむと、ちょっときついな……。








デートの日は、気持ちがいいくらい快晴だった。
10月の下旬ともなれば幾分肌寒さもあったが、私はショートパンツの下にタイツを履く程の肉体的余力が無く、黒いハイソックスを合わせる。
黒は着痩せ効果もあるからね。
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