君のいない教室
「だから、私…。」


みら先輩は、制服の袖で、涙を拭った。

そして、決心したかのように、思い切り顔をあげ、幸を見つめた。


「お姉さんとは、友達にはなれません。ごめんなさい。」


みら先輩は、幸の前で土下座をして謝った。

床に頭をこすりつけて…


「みらちゃん、顔をあげて。謝る必要はないわ。…私も、みらちゃんとは友達になれないって思ってたから…。」


予想外の幸の言葉に、みら先輩はびっくりしていた。


「だって、メールでも”さっちゃんが憎い”って言ってるのが、よくわかってたもの。」


幸は、少し悲しそうな顔をして、話した。


「海も、”幸なんて嫌いだ”って顔で接して来るし。本当に切なかった。あなたに会わなければ良かった。」

「幸!?お前、何言ってんだよ!みら先輩に謝れよ!」


俺は、幸を殴った。



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