君のいない教室
僕は勢いに任せて、とっさにそう言ってしまった。


先輩、違うんです。

本当は、大好きなんです。

だから、距離を置きたくないだけなんです…。

ごめんなさい。

嫌いなんて言ってごめんなさい…。


でも、言ってしまった事はもう遅い。


「…ひどいっ」


みら先輩は、泣きながら帰って行った。

幸は、物凄い怖い顔をして、僕を見ていた。


「海っ!何て事言うの!?早く、みらちゃんを追いかけなさいよっ!」

「…無理だよ。こんな気持ちのまま…みら先輩と話したって、また喧嘩するだけだよ…。」


僕は、自分の部屋へと戻って行った。



――それから、何回もみら先輩にメールを送ろうとしたのだけれど…。

送信ボタンを押す勇気がなくて、結局は削除してしまう。

もう、どうしたら良いのか、わからない…。



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