君のいない教室
僕って、本当に情けない人間だと思う。

みら先輩と距離を置くのが嫌だからって、嫌いと言ってしまう、情けない人間…。

こんな奴、みら先輩も嫌いだよな…。


コンコンコンッ


「海、いる?」

「…何だよ。」

「ちょっと、話があるんだけど。入っていい?」

「勝手にすれば。」


僕は、拗ねた子供のように冷たく言い放った。

幸は何も気にせず入ってきた。


「みらちゃんに、メール送った?」


僕は、小さく首を横に振った。


「早く送りなさいよ!別れのメールが来ても知らないよ?後悔するのは、あんただからね。」


幸は、それだけ言って、扉の方に行きかけた。


「あ、今日もお父さん出張だって。お母さんは、友達と飲みに行ってるから。」


ガチャンッ


僕は、携帯を開けた。



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