君のいない教室
みら先輩は、意味深な言葉を捨てて、その場から去って行った。


「海…?今の、みらちゃんだよね?仲直りしたの?」


何も知らない幸は、少し楽しそうにやってきた。

仲直りなんて…してないのに。

っていうか、もう僕の彼女ではないのに…。


「…た。」

「え?」

「みら先輩とは、別れた。昨日…。」

「えっ何で!?」


幸は、僕の肩を大きく揺さぶった。

視界がボヤけた。

もう、何も考えられなかった…。


「今来てたのみらちゃんでしょ?何で!?何で別れたのに、会いに来たの!?」

「知らねぇよ。」


僕は、鞄も持たないで、学校に向かった。


「ちょっ、海!?鞄、玄関に置きっぱなしだよ!?」


姉の声を無視して、そのまま歩き続けた。



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