いつか、伝えて
夏休み、馬鹿みたいに


毎日キョウヘイと会って


毎日遊んでいたのに。



春休みは一度も会う事

はなかった。






始業式。



桜の花が満開だった。



「お前、何組だった?」


2クラスしかない学校だが、


クラス替えは毎年あるらしい。


「私は、1組。」



「また、一緒かよ。最悪。」



キョウヘイの一言が心に


ぐさりと刺さった。



以前だったら


“それはこっちのセリフ。”


なんて言って、余裕でかわして

いただろう。



でも、今は


キョウヘイの一言一言で


レンの心は揺れ動いた。






「じゃあ、よろしくー」


そう言い、レンはキョウヘイに


手を振り歩き出した。



少し、歩き、後ろを振り返る。


キョウヘイが悲しそうな顔で

さっき居た場所に立っていた。


キョウヘイはレンが見ている


事に気づいて、あわてて


手を振った。











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