いつか、伝えて
「いきなりだけど、明日引っ越すよ。」



本当にいきなりだった。


準備なんて一日で出来るわけない。


でも、無理だと言っても


実行するのがレンの母親だった。


“ついに来たんだ・・・”



いつ、転校するか分からない。


そんな事分かっていたつもりだったのに、


レンはそれを忘れていた。


此処に居る事が当たり前だと


そう、思っていた。




転校すればもう、キョウヘイに


会う事はできない。




それならば、もう、

告白なんてしない方が

いいと、勝手に納得

しようとした。



“好き”という気持ちを


押し込もうとしていた。










別れの朝が近づく。



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