いつか、伝えて
廊下を走って、


運動場を走って、


レンの家へと、走って


走って、


走り続けた。



学校から、レンの家は遠い。


でも、キョウヘイは


その長い道のりを走り続けた。



不思議と足は軽かった、


きついなんて感じなかった。


ただ、思うのは


“レンに会いたい。”



それだけだった。



どうして引っ越すのかなんて


今更聞いてもしょうがない。


キョウヘイは以前、レンの口から


自分がいつ転校するかは分からない


んだと、聞いていた。




でも、それを聞いても

危機感なんてなかった。



レンがそばに居る事が


自然になりすぎて、


レンがずっと居てくれると


何故だか思った。
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