いつか、伝えて
後に残るのは、


ツー、ツー、という


機械音だけ。



飛行機が出発する。


今、追いかけても無駄だった。




とぼとぼと、重い足取りで


キョウヘイは自分の家に戻った。


学校へ行く、気分になれなかった。




レンは、無理やり電話を切った後、


母親から荷物を受け取り、


飛行機に搭乗した。


あのタイミングで、放送が

流れていなかったら、

告白していたのだろうか。


放送が流れてよかったと思う半分、

少し、残念だった。



気になるのは、キョウヘイの


最後の言葉。



キョウヘイは、何を


言おうとしていたのだろう。




もやもやした。


でも、これが運命だと


そう、心に刻んだ。










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