いつか、伝えて
そこに書いてあったのは


雑で小さな、


キョウヘイの字。



“覚えてなくて、

 まじ、ごめんね。”



本当に気にしていたのだ。


何だか可笑しくて、


小さく笑った。



シャープペンシルを


カチカチと2回鳴らし、


キョウヘイの文字の下に


書く。




“本当だよ。

 
 思い出さなきゃ

 
 許さないから(笑)”




そうして、眠っている


キョウヘイの頭に


思いっきり、


紙を投げつけた。



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