。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅱ・*・。。*・。

*戒Side*




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** 戒Side **





朔羅が帰っていって1時間後に俺もバイトをあがることができた。





『お前が好き。お前の全部が欲しい』




『あたしも……』





つい一時間前の二人の言葉を思い出し、俺は思わず赤面した。


朔羅が龍崎 琢磨の元へ行くのは正直、嫌だった。


まるで子供のように駄々をこねて、行かさないようにできればどんなに楽か……


だけどそれはできない―――


それぞれが、決めた相手の元へ向かうことは昨日の決め事だったし、今三人の内誰かがその役割を果たさないと、このままイチの謎は俺たちの前に露見することなく永遠に葬り去られるだろう。


頭の良い大人たち三人に対抗するには、やはり立ち向かうしか道がないのだ。


そんなこと分かりきっているのに、どうしても不安が払拭できなかった。


恐らく響輔も同じ気持ちな筈。


だけどあいつは何も言わずに鴇田の元へ向かった。


あいつは朔羅の気持ちを―――良い意味でも悪い意味でも信じている。


俺には無い余裕を持ちえていて、そこがちょっと羨ましかったりもする。


だけど朔羅の言葉……




『戒―――好き………』




あの言葉を聞いて、さっきまでの不安が嘘みたいに消え去った―――





俺も―――好き。







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