。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅱ・*・。。*・。


ど、どーしよ…!全然記憶にない!!


顔を青くして、わたわたとうろたえていると、モゾモゾと布団が動いた。


びっくりしてその場で固まっていると、戒が布団から顔を出して、


「おはよーございます」とかすれた声を出し、虚ろな目を向けてきた。


「お…おはよー…ございます…」


言ってからあたしは慌てて布団を胸元まで引き上げた。


大きな欠伸をしながら、戒が上半身を起き上がらせて、欠伸で涙目になったちょっと色っぽい視線をあたしに向けてきた。


意味深にちょっと唇の端をあげる。


ギャ、ギャぁ!!やっぱりあたし―――……


戒は半目であたしを見下ろすと、「昨日のこと覚えてマセンか?」と聞いてきた。


「覚えて………ないです」ははっと強引に笑ったけど、顔が引きつるのが分かった。


戒は出し抜けに柔らかく笑って……ってか不意打ちのメガネ笑顔を見て、


思わずつられて笑った。


だけど戒はすぐに真顔に戻ると、冷めた視線を投げかけてきて、







「俺、危うくお前に犯されるところだった」







と、とんでもないことを言い出した!







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