。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅱ・*・。。*・。



おかっ……犯される―――!?


あ、あたし何やらかしたんだよ―――!!


戒はふわっと欠伸を漏らして、布団から足を出してベッドを降り立とうとした。


「ま、待って!こ、ここはどこ??」


あたしは戒の腕を両手で掴むと勢い込んだ。


だけど―――戒のむき出しの腕の体温が直にあたしの手のひらに伝わってきて、それが生々しくて思わず慌てて手を離した。


「お前、ほんっとに覚えてねぇのな。ここは都内のラブホだよ。おめぇが入るって強引に俺を連れてきたんじゃねぇか」


戒が呆れて頭を掻くと、枕元にあるタバコの箱に手を伸ばした。


あ、あたしが―――!?強引に連れ込んだ!!


「おまけに俺の服強引に脱がしたのもお前だぜ?女に襲われるなんざ、初めてだぜ」


あ、あたしが脱がしたーーー!!?


戒はタバコに火をつけて、


「響輔があれほど止めた理由が今になってようやく分かったよ」


と深々とため息と共に煙を吐き出す。


くらっ


あたしは自分のしでかしたことに眩暈を感じて、枕に逆戻り。


ありえないっつーーーの!!自分!!






< 353 / 592 >

この作品をシェア

pagetop