。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅱ・*・。。*・。
は、肌触り―――!!
た、確かにあたしの背中に紋は入ってねぇけどっ!
「何でお前が知ってるんだよ!」と千里が歯をむき出す。
「それに肌触りって…」とキョウスケが眉間に皺を寄せた。
「「まさか朔羅(お嬢)を無理やりっ」」千里とキョウスケの声が重なって勢い込む。
「無理やりヤるかよ。な?」
同意を求めて、軽くウィンクしてくる戒にあたしは驚く、というよりもむしろあきれ返った。
「え!!?朔羅もしかしてっ!!」リコが両手で口を覆って、目を丸めている。
「え!!?姐さんっ!!」キモ金髪野郎もリコと同じ姿勢をとって、二人とも意味深にあたしを見てくる。
「朔羅!嘘だよなっ!!」千里にいたっては顔を蒼白にさせている。
「や、ヤるかよ―――!!!」
あたしの声が道場に響き渡った。