少年
意識を変えておれは席を立ち …

いや幽霊さんこと駿は席を立ちスタスタとそのまま何も持たずに黒板のすごくシンプルにまとめられて一番簡単そうな問題に立ちはだかり…

黒板を数式だらけにしてしまったではないか

これひっかけようとしてたんか?…先生は

こんな問題できたらセンターは1位だろ?

それを宿題にする先生も先生…意地悪すぎ…
チラッと様子を見てみた…
口をパクパクさせて何とかして間違いを見つけようと目は動かしてはいるが…



先生は動かない…
屍のようだ


おれだけだったらあの意地悪な時間をうまく回避できなかったよな絶対

数学の先生は評判が悪くテストはいつも引っ掛け問題
おれ以外は必死で勉強して赤点を免れている
駿はそれほど頭がいい
だからと言って駿は高得点を取らない
メガネ猿に目をつけられるから

数学の先生はいつも牛乳ビンのふたのような分厚いレンズのメガネをつけている
…何時代だよ(℃゜)ゞ

顔はもちろん猿 飯を食うとき少し口元が牛だけど関係ない
あいつはメガネ猿だ
クラス全員がやつをメガネ猿に任命している
しかしやつもただのメガネ猿ではない
やつは…やつは…



どっか有名な大学を出ているらしい

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