少年
バイクで駆け上がり

あいつらの

銃撃戦に乱入した

というより野崎くん連れ戻すために会いに行った

みんな四方に散ったようだ



野崎くんがどこにいるか確認したあとまっさきに向かった



「こんにちは野崎くんおれ同じクラスの鐵だよ
榊原鐵よろしくね」

「てつくん…」

おれはあまりのギャップに驚いたが野崎くんの道具にも驚いた


ボコボコに変形した鍋のふただ…


「これ…野崎くんの?」
「…うん」

「これで遊んでるの?」
「ちがうんだよぉ!
これでサバイバルゲームに参加しろって言われたんだ!
てつくん助けて!」


野崎くんのかすれるような声はおれにとっては大声で助けを呼んでるような気がした…

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