溺愛lovers





「・・・・・喜ぶといいな。」




ウザいけど、

素直にそう言える長居が

羨ましかった。



自分で言うのも変だが

俺は素直じゃない。


百合にも

『好き』

なんて言わない。



長居のノロケ話を聞いて

さすがにうんざりしてきた俺は

飲み物買って来るといって

その場を一時的に逃げた。



近くにあったコンビニに入り

適当にスポーツドリンクを買い

店を出ようとした時。




俺は固まった。





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