軽業師は新撰組隊士!
そして
軽業をすることがだんだんと苦痛になってきておったのか
縄が切れたとき、体勢をなおすこともせず、そのままおちて
―――楓も死んだ。
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「な…っ!?」
土方は腕の中にいる楓を見る。
血色の良い色白の肌に、上下している胸。
それは楓が生きている証拠で…。
「どういう、ことだ…親父さん?」
信じられない。
楓が一回死んでいるなんて。
皆も同じ気持ちのようだった。
―――ただ一人、沖田を除いて。
「沖田は知っとるようじゃの。」
沖田はコクンと首を上下に振る。