悪魔の連鎖ポイズン・キッス
「…き、気のせいだよ!何でもないよっ!!」

「あっ!か、かずやっ!」


-イケナイ事、しちゃった、どうしよう?-




保健室の扉の前。省吾と由美子が、何やら真剣に話をしている。

「…さあ、この中和剤を早速理恵子先生に飲んでもらいましょう。」

「そうね。二次、三次被害と広がらないように…

でも、いきなり訳も分からずそんな薬、飲んでもらえるのかしら。」

「…もう、ストレートに事情を話して飲んでもらうしかないでしょう。

由美子さんが僕に語った保健室での二人の内容が本当なら、僕や宮本さんの行った異常な行動の理由も、理恵子先生が理解出来るでしょうし…


…それにしても、何も一から十まで、事の顛末を話して頂かなくても…


…本当に言ったんですか?宮本さんが僕に対して…
(-o-;)」

「うん、そうよ『破廉恥ボーイ』。
(~o~)」

「…(-л-;)」

「仕様がないでしょ、アンタがやった事は事実なんだから!さあ、そんな事より、行くわよ。

失礼しまーす。」
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