青い春と風の中で
―――――
―――
《ブー…ブー…ブー……。》
ズボンのポケットに入れていた携帯が小さく震えながら振動して、春はおもむろに携帯を開き画面を見つめた。
――――――――――
○○/×/△△8:15
――――――――――
To,石橋
――――――――――
春!!何処に居る?
メールよこせ〜(-_-#)
――――――――――
「―――はぁ。(パタン)」
葵からかと思って期待したが、石橋からの催促メールを見て溜め息を吐き携帯を閉じた瞬間に、屋上のドアが鈍い音を立てて開いた。
《ガチャ――》
「――あ、春。やっぱり此処に居たんだね。」
笑みを浮かべながら春の元に駆け寄ると、葵の胸にもたれかかった。
「――ど、どうしたの?春……。」
困惑する葵に、春は薄く右の口元を上げて「―――何でもねぇよ。」と呟いた。
「さっき、石橋君が春を捜しに行ったんだけれど……その様子じゃ、まだ会えてないみたいね。」
「あぁ、それなら大丈夫。今、アイツからメール来た」
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《ブー…ブー…ブー……。》
ズボンのポケットに入れていた携帯が小さく震えながら振動して、春はおもむろに携帯を開き画面を見つめた。
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○○/×/△△8:15
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To,石橋
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春!!何処に居る?
メールよこせ〜(-_-#)
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「―――はぁ。(パタン)」
葵からかと思って期待したが、石橋からの催促メールを見て溜め息を吐き携帯を閉じた瞬間に、屋上のドアが鈍い音を立てて開いた。
《ガチャ――》
「――あ、春。やっぱり此処に居たんだね。」
笑みを浮かべながら春の元に駆け寄ると、葵の胸にもたれかかった。
「――ど、どうしたの?春……。」
困惑する葵に、春は薄く右の口元を上げて「―――何でもねぇよ。」と呟いた。
「さっき、石橋君が春を捜しに行ったんだけれど……その様子じゃ、まだ会えてないみたいね。」
「あぁ、それなら大丈夫。今、アイツからメール来た」