素直になれば
屋上ってやっぱりいいなぁ。
お弁当を広げて、食べようとしたときだった。
「りーあーちゃん?」
「なに?気持ち悪いっ!」
ヒョコッと顔を出したのは、秀だった。
「1人で弁当なんて、里愛寂しいな。」
秀は悪戯に笑った。
「屋上は1人でいても平気だよー?寂しくないしね♪秀こそ、みんな一緒に食べてくれなかったの?」
そう言い返すあたしを見ながら、秀はあたしの隣に腰を下ろした。
「ちげーよ!みんな俺と食いたがってたけど、俺はわざわざ1人ぼっちの里愛ちゃんことこに来てあげたのっ!女子1人だし寂しいだろうと思って!」
照れ隠しなのか“俺、優しいだろ?”なんて言う秀を見て、ほんとに優しさを感じたし、なんだか嬉しかった。

