夢幻-ゆめまぼろし-
《咲乃side》
お姉ちゃん、
絶対に泣いてた。
どんなに普通に聞こえても
私には少しの変化だけで
わかる。
生まれてずっと
姉に憧れてきたのだから
それぐらいわかる。
「咲乃!
早く練習再開するわよ!」
「今行くよ。」
お母さんが怒鳴っているのを聞き
私は走って部屋に向かう。
「誰と電話してたのか、
ちゃんと言いなさい。」
「え。友達だよ。」
「お姉ちゃんじゃないでしょうね。」
「友達。」
お母さんは
私の携帯を奪い取り、
電話帳から
お姉ちゃんのアドレスを
削除した。
私は許さない。
両親を的に回しても
私は一生お姉ちゃんの
味方をする!
そして、
お母さんたちを
二度と許さない。
お姉ちゃん、
絶対に泣いてた。
どんなに普通に聞こえても
私には少しの変化だけで
わかる。
生まれてずっと
姉に憧れてきたのだから
それぐらいわかる。
「咲乃!
早く練習再開するわよ!」
「今行くよ。」
お母さんが怒鳴っているのを聞き
私は走って部屋に向かう。
「誰と電話してたのか、
ちゃんと言いなさい。」
「え。友達だよ。」
「お姉ちゃんじゃないでしょうね。」
「友達。」
お母さんは
私の携帯を奪い取り、
電話帳から
お姉ちゃんのアドレスを
削除した。
私は許さない。
両親を的に回しても
私は一生お姉ちゃんの
味方をする!
そして、
お母さんたちを
二度と許さない。