私だけの…
すると店員さんがケーキとカフェオレを持ってきた。



店員さんが行ったあと、真由は話し出した。



「疲れちゃった。」



「え??」



「恋愛に。」


「っ‥何で?」


真由はまた俯いてしまった。



でも真由の言いたいことはそれとなくわかる。





「雅の周りには可愛い子が沢山いてさ。」


「うん。」


「その子たちからは、別れろとか言われてさ。」


「…。」


「自信なくて。」


「雅は真由のこと好きって言ってくれない?」


真由は首を左右に何度も振った。
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