高校四年生(ラジオドラマ化決定！)

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「くっくっく。あくまでも俺を敵対視するか日比谷尚樹。まあいい、少し話題を変えてみようか」



「あんたとこれ以上話す気はない。さっさと出てってくれ、汚すな彼女を」



「嫌だと言ったら？」



三田村は美玲から離れると数センチ程度の距離まで俺に近付く。俺と三田村の身長差は10センチ近くあるから、威圧感で押し潰されそうだった。



「俺を殴るか？光村教頭みたいに。それとも得意の万引き能力で、この塩を盗んで警察にでも駆け込むか？」



挑発し神経を逆撫でる、此処で乗ったら終わりだ。俺は、もう迷わない。


「どんな罵倒されようが俺からは絶対に手は出さない。どんな正当な理由があろうと、暴行は犯罪だから。俺は一度過ちを犯したけど、人を殴ることは今までも、これからもしない！」



「素晴らしい決意だ。だがな、そんな決意は不可能だよ。次の話を聞けば、簡単に憎悪が膨れ、お前は俺を殴る選択を取る」



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