高校四年生(ラジオドラマ化決定！)

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排気ガスが充満し汚れた空気を一掃するような希望に満ちた声の主は、他でもない遷崎徹だった。

「尚輝、多少は成長したな。美玲、そろそろ起き上がっていいぞ。中澤さん、かなり迫真の演技でしたね、真実を知ってる私でさえ憤怒が沸き起こりましたから」


「いえ、お役に立てて良かったですが」


何なんだこの展開。三田村……中澤の表情が一変した？


美玲、睡眠薬飲まされたんじゃ。てか、普通に起き上がってるよな？


迫真の演技って、全然整理がつかない。


「順を追って説明していくが、取り敢えず合格だ。オレの相棒に相応しい男に間違いは無かった」

「合格って……は？」


俺は感情が右往左往した。


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