Don't a hero
「いや!俺の中ではいつでもラーメンがNo.1だから!I am ラーメンだから!!」
「はぁ?お前…バカだろ!メンマでも食ってろ!」
そんなバカみたいな会話をしながら理科室にたどりついた。
誰かと会話をして、あんなに楽しかったのは久しぶりだ。
俺はいつのまにか笑顔になっていた。
その後も、熊谷は毎日俺に話しかけてくるようになった。
「なあ〜!一緒に弁当食おうぜ〜!!」
「おう。」
こんな会話がいつしか当たり前になってきた。
「そーいえばさ!そろそろ俺の名前、呼び捨てにしてよ!まぁ、俺は最初っから“賢吾”って呼んでたけどね。」
熊谷…いや、雅樹はご飯を口に詰め込みながら言った。
「あぁ。そうだな。じゃあこれからは“雅樹”で。」
俺はチョコレート・オレを飲みながら答えた。
「よっしゃあ!んじゃ!お近づきのしるしに、いただきまーす!!」
そういうと、雅樹は目に見えぬ速さで俺の弁当箱から卵焼きを自分の口に放り込んだ。
「なっ…!てめぇ…。」
俺も雅樹の弁当箱からハンバーグを丸々1個口に放り込んだ。