【完】好きじゃない。
それから、俺が椎葉を見る目が変わったと思う。
以前より、授業中とか休み時間とか、
ずっと彼女を見ていた。
休み時間、三吉はたいてい本を読んでいる。
トモダチがいないわけじゃない。
ただ、クラスが違うだけらしいけど…同じクラスの奴らとは仲良くした方がいいだろ。
そう思い、俺はできる限り自分の机のところで話すようにした。
そしたら、女子は時々三吉にも話をふる。
話が終われば、三吉は嬉しそうに俺に微笑んでくれる。
それがただ、嬉しかった。