届かない

HRも終わり,部活に行こうとした時…

「ちょっと待って」

「えっ」

ぎゅぅっとあたしの制服のそでを掴む君。

「山城さ,俺の名前知らないだろ?」

知らない…
ケド,何で分かるの!?

「ゴメン,知らない…」

「やっぱり?
俺は木村 勇二。」

「木村…かぁ。
よろしく」

「ゆーじでいいから」

「ぁ,うん」

「んじゃ」

「うん」




あたしは半ば浮かれ気味に吹奏楽部に向かった。


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