暴走族と女王様
「ねぇってば〜」
ウゼー…。
今だけは自分の格好を恨むわ…。
てかさ〜何でナンパ野郎はすぐに腕掴む訳?触られたくないんだけど。
「本当に止めてくんない?マジこっちは急いでんだ…け…ど…?」
私が話してる間にナンパ野郎が誰かの手によって突き飛ばされた。
私が後を振りむくと何か見覚えのある顔。あれ?どっかで会ったっけ?
………ピーン!!!
さっき街でナンパから助けてくれた2人だった。でも何故にここに居る?
私の頭の上にいくつもの?が浮かぶ。
「おいテメェ等、龍道の奴らだよな?こっちの縄張りで何してんだよ」