僕らの瞳にうつる世界。





――…夜。

桜並木はもうすっかり寂しい感じ。


春は、もう少しで終わる。

そしたら、あの人が一番輝いた季節がやって来るの。
あの人を一番思い出すであろう季節。


……ね、あっくん。



「先輩」


「………」


「私……先輩が歌う唄がすごく好きです。どうしてだろ……」



ベンチに座りながら星を眺める。
…先輩に言われたから今日は来たの。


何を歌っても、

どんな風に歌っても、


すごくステキに聴こえるの。


不思議。



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